Lunor II J mod.12 ジョブス氏の愛用メガネブランドの丸メガネ

2021-05-08

今回は私の愛用しているメガネについて語りたいと思います。

Lunor (ルノア) II J mod.12

 



 


‖. メガネとの出会い

このLunorのメガネを購入したのは2014年の年末でした。

この時期はプラスチックフレームに変わりメタルフレームの人気が高まってきた時期であり、例に漏れず私も探していました笑

ネットの検索から始まり、都内のお店を数件回って行き着いたお店が渋谷にあるGLOBE SPECS (グローブ スペックス)。メガネ好きな方ならご存知の方も多い有名なお店です。

最先端のデザインからビンテージ品まで幅広い品揃えでアイウェアを提案しています。

店員の方々のメガネ自体、またブランドの知識が非常に豊富でかつ個々人に似合うメガネを熱心に提案してくれます。

私も実際に、探しているメガネのイメージを伝えると数種類見立ててもらい、試着していきました。

その流れの中で店員さんが不意に「店頭には普段出していないのですが・・・」とケースから出してきたモデルがLunor  II J mod.12でした。

 

 

完全に一目惚れでしたね

 

一目見たときの製品としての存在感に驚きました。

メタルのシンプルな丸メガネなんですが、クラシカルなデザインと細部の美しさが素晴らしい。

そして掛けてみると、軽くてつけ心地が良い。非常に細いフレームなんですがチタン製のため心細い感じがしません。

またメガネの両端からヒンジ部分にかけてのデザインが秀逸なんです(ここは後述します)

というわけでフレームのみで50000円もする高級メガネを購入したわけです。

当時は値段を気にすることもなく、製品の魅力に完全に魅入られてしまいました。


‖. Lunorというブランド

少しLunor(ルノア)というブランドについて紹介したいと思います。

1992年にドイツ・シュトゥットガルトでスタートしたブランドです。

ブランド創設者のゲルノット・リンドナー氏は世界的に名高いアンティーク眼鏡のコレクターとして著名な方です。

ルノアは、アンティークデザインの工芸的美しさと現代的な技術を駆使した快適な掛け心地を両立した、新しい形のアンティーク・アイウェアブランドです。

現在はデザイナー兼CEOのミハエル・フックス氏がルノアのデザインを牽引しています。

米アップルの創業者の故スティーブ・ジョブス氏もこのLunorのメガネの愛用者でした。

 

Appleサイトより引用

 

Classic Rund というモデルでリムのないシンプルなデザインです。

このモデルをベースにレンズの大きさや形状の異なる物を付けていたとのことです。

 

Lunor公式サイトより引用

 

1本のフレームには200以上もの作業工程があるとのこと。

金属フレームの溶接工程は最新の製造技術を使用しながらも手作業で行われます。

光沢のあるフレームにおいては10日間のバレル研磨(タンクの中に対象物と研磨石をなどを入れて混ぜ合わせ製品を磨く方法)の後でさらに手作業で磨きをかけるそうです。

なんという手間と時間のかかる工程でしょうか・・・。

私が設計している製品達では決して要求できない工程です笑

 

デザインにおいても拘りは尽きません。

創設者のゲルノット・リンドナー氏はアンティークメガネの収集家であり、ヨーロッパの業界誌にもメガネとデザイン史の連載を寄稿するほどの方だったとのこと。

その精神は今も受け継がれており、ルノアのアーカイブには世界最大のアンティークグラスのコレクションがあり、1950年から1650年までさかのぼるコレクターの作品が常に追加され、それらが再解釈されて現モデルのデザインが生み出されているようです。

また、日本とも深い関わりがあります。Lunor公式ページからの引用します。

”When it comes to tihttps://lunor.com/en/tanium, “Made in Japan” is the measure of all things”

訳:チタンに関していえば、Made in Japan は全てのものの尺度です”

“After carefully selecting the manufacturers in the small prefecture of Fukui, 

Lunor titanium frames have always been made in Japan. ”

チタンフレームは厳選された福井県(たぶん鯖江)のメーカーで製作されているようですね。

 

 

メガネには Frame Made in Germany と刻印がありますが、おそらくフレームのチタン部品は日本製で2次加工やアッセンブリ、仕上げなんかをドイツで行なっている感んじでしょうか。

日本とドイツのものづくり、世界中のアンティークグラスのデザインがミックスされた製品。

非常に感慨深いです。


‖. メガネの部位

ディティールに入る前にちょっとメガネの部位の名称を説明します。

メガネの新光堂さんのサイトから引用させて頂きます。

メガネの新光堂公式サイトより引用

 

① フロント

リムやブリッヂを含むフレーム前面部分で前枠と呼ぶこともある。眼鏡の顔となる部分です。

② ブリッヂ

橋渡しをするようにレンズとレンズをわたる部分。2本ある場合はツーブリッヂと呼ぶ。

③ パッド(鼻あて)

鼻筋でメガネを支える部分。素材はプラスチック製が主流だかメタル製もある。

④ クリングス

主にメタルフレームに使われている鼻パッドの角度等を調整する部分。

⑤ リム

レンズを固定する縁の部分。内側にレンズをはめ込む溝があります。

⑥ 丁番(ヒンジ)

フロントとテンプルをつなぐ開閉する部分。バネを組み込んだものもあります。

⑦ モダン(先セル)

テンプルの先端の耳当て部分に被せられたパーツ。汚れやすいので交換可能なことが多い。

⑧ テンプル(ツル)

腕、ツルとも呼ばれ、ヨロイからのびて、側頭部をホールドしてメガネを支える重要な部分。

⑨ 智(ヨロイ)

フロントとテンプルをつなげる部分。メタルフレームではヨロイと呼ばれる。


‖.ディティール

 

 

レンズは真円、まん丸です。

鼻パッドが無いタイプでこういったブリッジ形状は一山(いちやま)フレームと呼ばれます。

鼻パッドが無いためスッキリしたデザインに。

戦前のメガネはこの一山タイプだったとのこと。

 

 

テンプルのラインが非常に綺麗です。

 

 

テンプルエンドは穴のあいた形状、スカルテンプルです。

 

 

このLunor  II J mod.12 で一番のお気に入りポイントです。

智からヒンジにかけてのディティール。ここが最高にカッコイイ・・・。

この智の形状ですが、アンティークメガネに見られるようです。

アンティークメガネで検索をしたらいくつか同じ形状が見られました。

 

 

ケースは木製です。おそらく竹かと思います。

これもまたカッコいい。

 

 

掛けた時の感じです。

ちょっとズラして掛けるのがカッコイイんですよーと店員さんに教えてもらいました笑

実際の付け心地はとてもイイです。何より軽くて疲れがありません。

メガネにおいて軽いは正義です。


5.まとめ

 

 

多種多様なメガネが流通している昨今ですが、価格もピンキリで買い換える前提で使用している方もいるかと思います。

ただ、プロダクトとして毎日見ても飽きないようなメガネを1本でも持つことは所有感が満たされ幸福度が上がります。

メガネをお探しの方に少しでも参考になったら幸いです。

 

 

 



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