CONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 AEJ  標準レンズの帝王 空気を写すオールドレンズ

2021-05-15

 

今回はカメラレンズの紹介となります。

CONTAX Carl Zeiss  Planar 50mm F1.4 AEJ 

私が一番気に入っているレンズであり、オールドレンズといわれるものです

 



 

 

‖.  オールレンズって何?

オールドレンズとは一般的にフィルムカメラ用に作られたレンズのことを言います。
そのため多くのオールドレンズはマニュアルフォーカスです。

写りはデジタルカメラ用のレンズと比較して彩度、コントラストが弱く柔かでほわっとした描写になります。

フレアやゴーストといった最新のレンズではマイナス面も味として残せたりとデジタル用レンズとは違った描写が楽しめるレンズなんです。

価格も中古なので手頃に入手が可能な面も良いところです。

現在、CONTAX Carl Zeiss  Planar 50mm F1.4は中古で3万~5万円程度の価格帯です。

 

オールドレンズ+デジタルカメラの組み合わせで使用する場合はマウントアダプターを介して2つを接続してあげる必要があります。

このマウントアダプターのおかげで様々なメーカーのレンズとカメラの組み合わせが可能になります。詳しくは後述します。 

まとめるこんな感じです。

・マニュアルフォーカス

・デジタルとは違った味のある描写

・中古で手頃な価格なものも多くある

・デジタルカメラと使う場合はマウントアダプターが必要


‖.  CONTAX Carl Zeiss Planar について

 

 

コンタックス(CONTAX)のフィルム一眼レフカメラは、1974年にカールツァイスとヤシカが提携して開発しました。

その後、1983年に京セラがヤシカを傘下におさめ、コンタックス事業を引き継ぎます。2005年9月、京セラは国内のコンタックス事業を終了し、コンタックスというブランドは消えてしまいました。コンタックス用レンズは全てカールツァイス製ということもある今も根強い人気があります。

 

 

レンズ名の「Planar」とは英語の「plain」が語源のようです。平地などの意味です。

レンズというのは中央部の描写が優れていても外周部にいくにつれて画質が落ちていくものです。

しかし、このレンズは全域にわたって描画が安定して、平滑であることから「Planar」と名付けられたそうです。

Carl Zeiss  Planar 50mm F1.4このレンズは標準レンズの帝王というキャッチコピーで販売されたそうです。

その性能の高さから多くのファンを魅了しました。

オールドレンズながらシャープな描写、だけどやさしく写ります。色合い、立体感、階調全てにおいてパーフェクトと目されているレンズです。

特に絞り値を解放で、光をハイキー気味にを入れることでとろける様なボケが出ます。

作例については別記事で紹介したいと思います。↓

参考CONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 オールドレンズと春の散歩

  CONTAX Carl Zeiss  Planar 50mm F1.4 +  CANON EOS 5D Mark II を持って近所を散歩しながらスナップしてきました。   使 ...

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3.デジタルカメラ + オールドレンズ どう使う?

カメラ :CANON EOS 5D Mark II

              +

マウントアダプター

    +

レンズ:CONTAX Carl Zeiss  Planar 50mm F1.4

 

普段私はこの組み合わせで使用しています。 

キャノンのカメラはEOSマウント、CONTAX Carl Zeissはコンタックスヤシカマウントとなりメーカーが異なるとマウントが異なり、接続ができません。

そのため異なったマウントを接続するマウントアダプターが必要になります。

 


‖. ディティール

 

 

フォーカスと絞り値のリングが金属製となっていて質感がすごくいいです。

現在、主流のプラスチック製には無い感じがあり、フォーカス合わせが気持ちいいですね。

 

コンタックスのレンズの中にはAEJ/AEG/MMJ/MMGの4種類が存在します。

・AEJ / AEG  → 1975年~作られたレンズ。絞り値の色が白色

・MMJ / MMG →1985年~作られたレンズでPモードAvモードに対応したレンズ。絞り値の色が緑色

 

&RYUの中古カメラ転売.com サイトから引用

 

・末尾「J」  → 日本製

・末尾「G」 → ドイツ製

という分類になります。

 

 

 

私が持っているのは 『AEJ』になります。

 

 

カールツァイスレンズの特徴として、T*(ティースターコーティング)があります。

写真レンズ用にいく層もの薄膜を重ねる多層膜によってあらゆる撮影シーンで安定した画質となります。

当レンズは残念ながらこのコーティングは一部欠けちゃってます・・・。


‖. まとめ

 

とにかく撮っていて楽しいレンズです。

 

デジタル用のレンズには無い雰囲気、ハッとする様な立体感が映る瞬間があってとても面白いレンズです。

散歩しながらの撮影だとこのレンズでのお出かけ率が一番高いですね。

作例を見てもらうのが一番かと思いますので、こちらもどうぞ ↓

参考CONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 オールドレンズと春の散歩

  CONTAX Carl Zeiss  Planar 50mm F1.4 +  CANON EOS 5D Mark II を持って近所を散歩しながらスナップしてきました。   使 ...

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