今回は私が毎日使っているマグカップの紹介になります。
‖. 器との出会い
マルガレーテンヘーエのコーヒーマグを購入したのは2年ほど前になります。
日常で使うマグカップをちょっとイイものにしたいと探し始めたのがきっかけです。
インテリア関連でよく利用する店、「LIVING MOTIF」さんの特設サイトを訪れたのがきっかけです。
マルガレーテンヘーエ工房 選び抜かれた釉薬の深みこのページのヘッダー画像の器の写真を見て一目惚れしてしまいました。
シンプルな形ながら、釉薬の色味が無性に目を引く器で、写真自体の素晴らしさも相まってすぐに購入してしまいました。
‖. マルガレーテンヘーエ工房とは
マルガレーテンヘーエ工房は、1924年にドイツのエッセンに設立されたドイツ最古の工房のひとつです。
1927年にバウハウスデザイン学校で陶芸を学んだ、Johannes Leßmann(イオンハネス・レッスマン)がディレクターに就任以降、バウハウスの理念のもとに器づくりが行われてきました。
87年に、ディレクターに就任した李英才(リー・ヨンツェ)さんのもと、器のコレクションを立ち上げました。
以来、約30年間色もかたちもほとんど変わらず、器をつくり続けています。
李英才(リー・ヨンツェ)さんの略歴はこちらです。
1951 ソウルに生まれる
1972 ソウル芸術大学卒業
1973 ドイツ留学 ヴィースバーデン造形大学陶芸科に学ぶ
1978 ザントハウゼンにてスタジオをもつ
1987 マルガレーテンへ―へ工房のディテクターとなる
以後、工房ディレクターとして活動しつつ、個人作家としても作品を発表
‖. 器のディティール
初めて見たときに何故、目に止まったのかわかりませんでした。ぱっと見は普通のマグカップ。
何故か惹かれた理由それは東洋と西洋の融合によってできた器だから、見たことがあるようで実は新しいモノだったんだとこの記事を書くにあたって気がつきました。
作者の李英才さんは韓国の出身で、その器からは中国と韓国の陶器、青磁や白磁のニュアンスを感じる一方で、形状からはバウハウスデザインのミニマルなデザインのニュアンスも感じる。東洋、西洋2つのエッセンスが絶妙に混じり合って目を引く器になっていると。
サイズ:Φ8.5 x H9cm
深みのある釉薬の感じが伝わると良いのですが、なかなか難しいですね。
単純なコバルトブルーの色味ではなく、白や茶色が微妙に混ざり合った模様が色々な表情を見せてくれます。
使っていくことでその深みが増していくような不思議な色です。
‖. まとめ
マルガレーテンヘーエ工房のマグを一言で言うと、
と言う言葉が一番合いますね。
約30年間色もかたちもほとんど変わらず作り続けている意味がよくわかります。
なぜなら変える必要がないからですね。
深みが増していき飽きが来ない釉薬の色味、把手の持ち心地、サイズ感、重さ、飲む時の口当たり、飲み物が入る容量、テーブルに置いた時の佇まい、全てがちょうど良いです。
私はマグカップは好きで数種類持って持っていますが、このカップ以外はどこかしらの違和感といいますか、使い勝手がイマイチな点があリます。
把手が持ちづらかったり、容量が微妙に少なくて継ぎ足す回数が多くなったりと些細なことなんですがちょっとした気になる点があります。
マルガレーテンヘーエ工房のマグにはそういった点がありません。
これが実は凄いことにこのマグを使うまで気がつきませんでした。
マグカップとしては価格が高いのですが、最高の日常品として長く使っていける品だと思います。
興味のある方は是非購入して使って見てください。
こちらのサイトから購入できます。 → LIVING MOTIF
価格は8000円ほどでした。